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お詫び、そしてほんとの『涙目王女 その6』

2008年10月24日 12:16

申し訳ありません!

本日(10/24・金曜)の朝8時半くらい~12時過ぎにわたって、
「涙目王女その6」と称して「その7」の内容を上げておりましたorz

中途半端に飛んだ内容を読んでしまって混乱をきたされた方には
心よりお詫び申し上げます。
本当にすみませんでした。

……というわけで、こちらが本当の「その6」になります。

今北さん用あらすじ

・おひめさまがいました
・変な商人からもらったイヤリングつけたら、なんかいい感じ?
・何かが変な気もするけど、眠いから寝ました☆

はじめから読むひとは→1話へ

   ×   ×   ×

翌朝。
「おはようございます、姫」

ジオティが部屋に入ってきたときも、
姫は鏡とにらめっこを続けていました。
にっこりと微笑を浮かべてみても、
なんとなくキレが悪いというか……

「ねえジオティ、私の顔なんだけど……」
「どうされました」
「なんか変じゃない?」
「……いつも通り、お美しいですよ。
あとは寝グセを直せば申し分ございませんでしょう」
「もう、ひとがまじめに聞いてるのに」
「わたくしもまじめに答えておりますよ」

ジオティに髪をとかされながらも、
姫はなんとなくひっかかっていました。
さっきの質問に答えるまでの一瞬の間。
あの時、ジオティの表情に浮かんだ表情。
あれはやはり、私と同じことを思ったんじゃないのかな?
どこが変ってこともないけど、
なにかが物足りないっていうか、余計だっていうか……

「はい、できました」
「ありがと」

そう言いながら、
姫はほとんど無意識にあのイヤリングを取り出していました。

「今日の予定は?」

箱を空け、ぱちん、ぱちんと両の耳につけていきます。

「午前中は詩のお勉強を……あら」
「え?」
「いえ、なんでもありません。
午後からはレオナルド王子がいらっしゃるので……」
「うそ、今日だった?」

姫の目が輝きます。
レオナルド王子とは、隣国の第2王子。
おととしの舞踏会で会ってから、おたがい憎からず思う仲でした。
もちろん、両国にとっても2人が懇意になるのは願ってもないこと。
シュレアル国王、つまりリヴェラ姫のお父様だけは「まだ若い」と
諸手をあげて賛成こそしてくれはしないものの、
それは父親なればこその可愛いジェラシー。
機が熟せばレオナルド王子を養子に迎えて、
ゆくゆくは国政を担っていってくれることを期待していることは、
誰の目にも明らかでした。
すなわち、このふたりはいわば公認のカップル。
おたがい身分が高すぎるがゆえになかなかスケジュールの
調整ができませんが、そのぶん、月に一度か二度会える機会を、
2人とも心から楽しみにしていました。

「でも……」

それだけに、今日の「なんかイマイチ」な状態で王子に会うのは、
なんだか気が進みません。

「うーん……あれ?」

改めて鏡を見た姫、その目に映ったのは
いつもと同じ……いえ、いつも以上に美しい
「イマイチ」どころか「絶好調」な自分の顔でした。
いったい、さっきと何がかわったというのでしょう。

「あ」

きらり、と耳元で光る緑色の石が目に留まります。

「まさか……このイヤリング?」
「何をブツブツおっしゃってるんですか?
朝食の支度はできていますよ」
「あ、はい!」

その日の午後。
謁見の間でにこやかに談笑していたレオナルド王子は、
姫が入ってきたことに気付くと、
格式ばった身のこなしで頭を下げました。

「リヴェラ姫、お久しぶりです」
「ようこそおいで下さいました、レオナルド王子」

負けじと優雅に一礼を返す姫。
そう、リヴェラ姫だってやる時はやるのです。
しかしもちろん、こうした丁寧な言葉やそぶりは、
周りの大人たちがいる時だけのもの。

「レオナルド、まってよ!」
「ごめんよリヴェラ」

王子の趣味はウサギ狩り。
それを教わるとかなんとかといった建前で
2人きりの時間を作っては、思う存分言葉を交わしあいます。
愛馬を駆り緑かおるシュレアル森の空気で、
ときめく胸を満たして……
もちろん、ウサギなんてろくに探してもいません。
ふたりの心は、おたがいのことでいっぱい。
久々の再開は、いつもにまして楽しいものでした。
心なしか、姫を見つめるレオナルド王子の視線にも
うっとりしたものが含まれているように思われます。

「……どうしたの?」
「いや、なんだかまた綺麗になったから」

きらり、とイヤリングが光ります。

「まあ、お上手ね」
「君は罪な人だよ、こうしていると、
僕は自分の欲望をおさえきれなくなってしまいそうだ」
「レオナルド……」
「君と添える日が、
一日も早く来るように……それを心から願ってるよ」

2人は口付けを交わします。
誰もいるはずのない、深い森の中……
だからこそのちょっとした冒険。
王子が、姫が、そして両国が望む“その日”は、
そう遠くないうちに現実のものとなる、はずでした。

   ×   ×   ×

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コメント

  1. 現在楽識 | URL | -

    Re: お詫び、そしてほんとの『涙目王女 その6』

    ……いまいち間ってナンだ!!!!!
    ながさ?なんなんでしょうか?

    続きが気になる!!!! なります!!!!
    そして、絵が……変化途中ぐらいの絵が見たいです!!!!

    と、欲望全開に叫んだところで、続き期待してますw

  2. greenback | URL | xB9R6Xc2

    Re: お詫び、そしてほんとの『涙目王女 その6』

    期待していただいてありがとうございます。
    続き、投下します。

    絵も……描きたいです。
    シーケンスっぽく。
    とか言いつつさしあたり当面は、ちょっと違う絵を
    公開していくことになるかと思われます。

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