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『優先座席』 後編

2008年10月29日 22:30

はい、後編です。
greenbackも思わずひるむ、
現在楽識さんの容赦のない連続描写をとくとご覧ください。

……あと、また私のイラスト(変身後)もありますので、よしなに。

※最初から読むひとは→前編へ

   ×   ×   ×

鏡に映る女子高生の顔は、
若さが溢れる10代の顔ではなかった。
崩れた化粧の下から見える荒れ果てた肌、
たるみ始めた目元、口元。
体も変化しており、割と整っていたプロポーションも崩れており、
電車のゆれに合わせてゆれる全身にまとわり付いた贅肉が
服を押し上げ、お腹を丸出しにする。
女子高生の鏡には
もう40を越えた中年女性が写し出されていた。

その様子を見ていたOLは鼻を押さえ、
少し女子高生から距離をとる。
元からつけていた香水と
女子高生から放たれる匂いが混じり、悪臭が漂う。

『……加齢臭?』

少年はすでに嗅覚を使うことをやめており、
嗅ぐ気も無いのか首をかしげている。
OLは絶えられないのか、
席から立ち上がろうとするが、腰が席から離れない。

「え? 何で?」

何度も必死になって立ち上がろうとしているが、
腰が浮くことが無い。

『おいおい、そんなにその席がよかったんだろ?』

二人には聞こえていない声で少年はただ笑うだけだ。

そうして悪戦苦闘しているOLにも変化が生じる。
スレンダーな体にぴっちりと張り付くように着こなしていたスーツが
内側から膨らみだす。

「な、何が起きてるの!?」 

OLは自分の体を触れて驚く、
やわらかいものが自分の体にまとわり付いている。
まとわり付いているというより、内側からそれは増えている。

「な、ナンなの? この体!!」

スレンダーだった体は脂肪でふくらみ、
内側からスーツを圧迫していた。
体からは汗が湧き出し、息遣いが荒い。
脂肪で膨らんだ顔は呼吸のたびに揺れ動く。
ビリビリとスーツが縫い目のところで避けていき、
スカートのホックが壊れ、お腹がはじけるように大きくなった。
スカートの中で足が体積を増やし、締め付けていく。
二の腕は動かすだけでどんどん破けていく。

優先座席に漂う匂いがより悪化していく。

ブクブクとだらしなく太った……
どう見ても100キロは越えていそうな女で、
破けたスーツの残骸がその体をより強調する。

化粧が濃くボサボサの髪の中年女性は歳に似合いもせずに
女子高生の格好などしている。

「い、いやぁぁぁぁ……」
「ふぅ、な、なんで……ふぅ、あつい……ふぅ……」

お互いの顔を見て、二人は絶望感に襲われる。

『はは、これで終わると思ってるのかな?』

少年……いや、少年の姿は変わっており、
白いコートに金色の仮面をつけていた。

『まだ、その席に座るにはふさわしくないな~~』

少年は指を鳴らす。

女子高生の姿がまた変わっていく。

髪の毛が再び伸び、痛んだ髪の色がどんどん薄れていく。
目元や口元、首筋にシワが刻まれ、
体型も完全に崩れきった中年女性の体へと変わっていく。
胸はどんどん垂れ下がっていき、お腹もだらしなくたるんでいく、

「い、いや……ごほっ、ごほっ、」

せきこむ女子高生、白くなって伸びていく髪の毛、
毛先は痛みきり、枝毛だらけて、次々と髪の毛が抜けていく。
口を押さえる手も硬く、潤いも無い節のようになってしまっている。
幾重にも刻まれ、
垂れ下がった顔から白いものが零れ落ちていく。

一方のOLの姿も変わっていく。

どんどんと体は肥え太り、優先座席をどんどん占領していく。
3つ目が現われた顎と膨らみきった頬から汗が滴り落ち、
お腹が邪魔で股が占められなくなってしまっている。
手足はヒダ状になり、汗がたまっているのか、湯気が出ている。

「こ、こんな……ひぃ、ひぃ、……」

不思議なことに二人の服が形を変え、
その体にぴったりなサイズになり、そこで変化が終わった。

全ての歯が抜け落ち、ところどころ髪の毛が抜け、地肌をさらし、
金から黒、そして白へと変わっていった髪の毛を
床にたらした女子高生、
たるんだ体をブレザータイプの制服に身を包み、
短いスカートから伸びるシミだらけの足が震えていた。
たるんでつまめば伸びてしまうような
しわだらけの顔から涙を流している。

どう見ても80歳ほどの老婆が女子高生の格好していた。

全身がだらしなく脂肪を蓄え、
お腹が邪魔で足元など絶対に見えず、
パンパンなお腹のせいで開きっぱなしになった足も、
袖に詰まりきった腕も太い。
お尻は優先座席の半分以上を占領しており、
そんな体を高級なスーツで完璧に包み込んでいる。
全身から汗を噴出し、衣服を湿らせ、きっちりとしていた二重は
脂肪のせいで一重となり、頬が視界と口を狭めていた。

どう見ても立っていることなどできそうも無い
軽く200キロ近い肥満体の女性がそこにいた。

『そこでゆっくりしているといいさ』

jkap2 albbw2


少年は指をはじき、止まっていた乗客の時間を戻す。

ざわめきを取り戻した電車は駅に止まった。

声も上げずに女子高生とOLは席を立とうとするが、腰を抑え、
ふらつく足取りで電車から降りていく女子高生と、
必死に重い体を持ち上げ、
電車の出入り口に引っかかりながら下りるOL、

少年もその姿のままで二人の後を追って駅に降りた。

『ふふ、残りの人生優先されるんだな』

そう言って変わり果てた二人を尻目に少年は改札を抜け、
闇の中へと歩いていく、

『俺たちは愚か者さ、
こんな風に人を変えてしまう欲望を持っているのだから……』

少年の姿は元の姿に戻り、カバンの中の紙包みが消えていた。

『どこの世界の誰でも愚かな欲望は持つものさ、
愚者はドコにでもいる』

少年はサングラスをかけなおし、帰路へと付いた。

   ×   ×   ×


というわけで、めでたしめでたし。

しめくくりに服が変化するっていうのがまた、
分かっておられるというかなんというか、
その……なんとも、イイんですなあ。

被害者のお2人を気の毒に思う一方で
しっかり萌えている自分がいて、
少年の言葉がしみじみ身につまされました。

現在楽識さん、素敵なSSをどうもありがとうございました!

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コメント

  1. 現在楽識 | URL | OOy8wYYM

    Re: 『優先座席』 後編

    どもども、いい挿絵アリがトウゴザイマスw

    って、容赦ないですか? かなり容赦してますよw

    服まで変化……個人的に素肌をさらすのはあんまり好きじゃないだけというのもあるんですが、服装のギチギチ感、だぼだぼ感、ついでに似合わない感、その辺が好きなのでw

    ホントウナラジョシコウセイコロシテタシ、モウヒトリヒガイシャツクルヨテイデシタシw

    心臓にペースメーカーまでぶち込んで、携帯電話の電波で誤作動……とか、考えてましたが、むごすぎるためやめましたw

    モウヒトリは、収集がつかない可能性が高いためカット……
    でも、結局収集付いてないですねw

    肥満化、老化、女体化、男性化、獣化、化物化、などなど結構自分も幅広いので、チョクチョク書いているので何かまた出来上がったら送りますねw

    獣化系でも書いてみたい気分ですしw

    ここの過去ログにあった豚系の絵とか、ものすごくストライクゾーンなので(野球グラウンド全体がストライクゾーンですけどw)

    最近様々な、場所にお邪魔していてリミッターが外れてきているので、何かイイシュチュあったら教えてくださいw

    次は完全に容赦しないのでも作りたいですw

    長々とすみませんでしたw

  2. greenback | URL | xB9R6Xc2

    Re: 『優先座席』 後編

    >現在楽識さん
    ひぃ。
    ストライクゾーンの広さは私もそこそこあるかと
    思っていたんですが、ペースメーカー……ううむ。
    完全に白旗です。

    いや、これだけひどいことやってきて
    何言ってんだと思われるかもしれませんし、
    その嗜好を否定したり、
    貶めたりするつもりはまったくないんですが、
    純粋に私の趣味として、
    殺しちゃうとエロくないんですよ(汗

    自我持ったままゾンビ化したり、
    転生したりするとまた別なんですがw

    ともあれ、絵も喜んでいただけたみたいで何よりでした。
    これからもよろしくお願いします。

  3. | |

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