FC2ブログ

スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『涙目王女』 その24

2009年01月19日 19:24

すみません。

週末には更新する予定だったんですが、
風邪引いて寝込んでおりました。
たかが風邪とはいえ、38度超えるとちょっとしたもんですね。
まいったまいった。

今北さん用あらすじ
・魔女にまんまとしてやられ、豚にされちゃったお姫様。
・元に戻る唯一の方法は、朝までに王子様とHすること。
・魔女に茶々いれられつつも、王子様は優しいぞ。いけるか?

はじめから読む人は→1話へ

   ×   ×   ×

――雌豚。
――メスブタ。
本来なら、この上ない侮辱の言葉。
でも今や、
それ以上的確にリヴェラ姫を表現する言葉はないのです。
その事実がたまらなく恐ろしくて。
なのに、それを認識した瞬間に心に拡がった感情
――薄暗い歓び――が、また恐ろしくて。
いっそう敏感さを増した自分の身体が恐ろしくて。
だから。
その全てを断ち切ってほしくて。

「んれオ、ナ、ルどっ!
いいから、ブきっ!
きて、きて、来てぇええええええええっ!!!」

むしろ自分からレオナルドの美しい身体を押し倒し、
乱暴に口付けをし、抱き寄せて、不自由な手を無理矢理動かして
彼の熱く屹立した陰茎に触れ――

「!」

――嘘。
レオナルドのそれは、ちっとも熱くも、固くもなかったのです。
フリーダが、けたたましく笑い出します。

「きゃははははははははははははっ!!
バレちゃったみたいですよ、レオナルドさま」
「ち、違うんだリヴェラ、これは……」
「そりゃそうですよね、こんな化け物相手に、
興奮するわけないですよねえ。
いくら元がどんな美少女だろうと。
どんなに愛してた人だろうと。
気持ちはどうか知りませんけど、身体は正直。
――あはは、手垢のついた台詞ですけど、
こんな時にも使えるんですね」

魔女は瞳を爛々と輝かせ、舌なめずりをしながら
嘲りの言葉を投げかけてきます。
姫は激しい動揺にとらわれながら、おずおずと王子に尋ねます。

「そ……そブ、なの?」
「ち、違うっ!」
「違う? 何が違います? 興味あるなあ。
それだけ歴然と『興奮してない』証拠をぶらさげたまま、
どんな言い訳ができますか?」
「お、おのれ魔女めぇ!」
「いいんですよ、言い訳なんかしなくても。
誰が責められますか?
誰だってイヤですよ、そんな鼻面の花嫁。
そんな尻尾の生えた花嫁。
ムダに乳首ばっかりでかいおっぱいをいくつもぶら下げた花嫁。
興奮するとブヒブヒうるさくて、
何言ってんだか分かんなくなっちゃう花嫁。
獣の匂いの汗をかく花嫁!
獣毛の生えた花嫁!
きゃはははははははははははははっ!!」
「うわぁああああああっ!
貴様が笑うな、リヴェラの顔で、リヴェラの声で笑うなぁあ!
貴様のせいだ、すべて、すべて、すべて貴様のせいだあ!!」

怒りに我を忘れて、レオナルドは魔女にとびかかります。
大爆笑しながらもひらりひらりと身をかわすフリーダ。
裸で、素手で、どたばたと部屋中を駆け回る
レオナルドの必死さとあいまって、
その様子はさながら喜劇のようでした。
フリーダの言葉を反芻して、この悲惨なコメディを眺めながら――
それでもなお、火照りの冷めていかない自分の身体を、
リヴェラ姫はどうしようもなくもてあましていました。
もう元に戻れるとか、戻れないとかいったことはなりをひそめ、
ただただ彼女の性欲――もはやその身体にならって
“獣欲”といった方がふさわしいのかもしれませんが――
そればかりが姫を突き動かしていました。

――ひどいよ、レオナルド。
なんで。
なんでしてくれないの?
私がブタだから?
――違う、ブタじゃない!
私ブタじゃない! ブタじゃない! ブタじゃないよおっ!!

「ブヒィいいい――ッ!!」

どう聞いても雌豚のよがり声でしかない嬌声を上げながら、
姫はレオナルドの背中ににすがりつきました。
ちょうど息があがりはじめていた花婿は、
その重量と迫力に負けて床にへたりこみます。
その柔らかい陰茎を、
その匂いを姫は大きな鼻を鳴らしながら嗅ぎ――
そして、おもむろに口に含みました。

「リ、リヴェラ、何をっ?」
「んぶゥ、んぶゥッ、んぐ、ングッ!!」
「あはははっ、そうですよ、姫が正解。
急がないと……ほら、東の空もずいぶん明るくなってきましたし」

フリーダの言葉に、嘘はありませんでした。
タイムリミットが、刻々と迫ってきています。
もっとも、夢中でレオナルドのものをしゃぶり続ける姫に、
もはやその言葉は届いていませんでした。
ちっとも血が通う気配がないその肉の棒を、
ぴちゃぴちゃと汚い音を立てながら、
口のまわりをねばねばの唾液でいっぱいにして、ただ無心に――

   ×   ×   ×

25話へ

バイアグラ完全ガイドブック―その効果と入手方法バイアグラ完全ガイドブック―その効果と入手方法
(1998/08)
田中 明

商品詳細を見る

コメント

  1. ゴゴT。 | URL | Xj9pzKFI

    Re: 『涙目王女』 その24

    お風邪でしたか。これからまだまだ冷え込むようですのでお大事に。
    栄養を十分にとってお休みください、例えばビタミンB1の豊富な……
    ……あ、リヴェラ姫様、ちょっとお風呂の残り湯を頂けます?
    いや、肉ネタだとムゴいし深刻過ぎて萌えにくくなるので、
    とりあえずダシだけ頂くということでですね(以下略

    あー、やっぱりそうなりますか、王子……。まあ普通はそうなるでしょうが。
    キスまでしたので「お、これは割とスムーズにいっちゃうルート?」かとも思ったんですが。
    とりあえず王子、俺と代われw

    人をイラつかせる表情をしているので、ゆっくりを虐めて楽しむ派閥、というのもあるようですが、
    元から人外だしTFさせてもあまり面白くなさそうなので獣化責めは断念w
    バイオレンスな虐待は専門外ですしねー。
    ……むしろ、本家東方プロジェクトの比那名居 天子さんあたり、
    問題児なので畜生道に堕ちてくれたりしないものかと思っていたりw

    うみねこも東方と同じく個人製作から有名になった作品ですが、私はあまり知らないんですよねー。
    ひぐらしも。……怖い話苦手なんですよw

  2. 現在楽識 | URL | -

    Re: 『涙目王女』 その24

    あー、やっぱり王子様立たなかったんですねぇ

    時間内のにひっしで必死で頑張るお姫様w

    時間がないから余計にあせるのは仕方ないですけど冷静に考えると、王子に目隠ししすればまだマシになるのかもしれないのになぁ……

    風邪には気をつけてくださいw

  3. greenback | URL | xB9R6Xc2

    Re: 『涙目王女』 その24

    >ゴゴT。さん
    言うと思ったw>俺と代われ

    ゆっくりいじめスレのことは一応知ってたんですけど
    今回ちょっとだけまとめwiki読んでみました。
    すげえw
    酒作る話とか笑いました。

    >怖い話苦手なんですよ
    ( ゚д゚)


    >現在楽識さん
    お察しの通りです。
    目隠しかあ、その発想は無かった。
    私に思いつけないものは彼らにも当然思いつけませんw
    焦ってるとなおさらですね。

    風邪はおかげさまでとりあえず治ったみたいですけど、
    ぶり返さないように気をつけます。

  4. ゴゴT。 | URL | Xj9pzKFI

    Re: 『涙目王女』 その24

    >>怖い話苦手なんですよ
    >( ゚д゚)
    ウソジャナイデスヨ?
    ……いや、TFというものも基本的にはホラーなんでアレですが、
    そこはそれ、別格ということでw

    まあ、ひぐらしは友人から話を聞いた限りでは
    「ホラーというかファンタジー入ってる」らしいですが

  5. 現在楽識 | URL | -

    Re: 『涙目王女』 その24

    割り込むようでスミマセン、

    ゴゴTさん。

    一応、ひぐらし祭をクリアしている人間としては、
    ホラーというより、狂気です。
    一応どころか、ファンタジーですよw

    そして、思考回路次第ではひぐらしでもTFやらTGやら、何でも出来ますよw

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://greenback.blog116.fc2.com/tb.php/86-8f7538d5
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。